2019/10/28[ナリワイ]作戦#03~値段のはなし

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さて、今日は「値段」の話。

・・・

ーーーなんでぇ、こんなに高ぇの?

マーケットの日、ひとりのおじさんが僕のスプーンを手に取り、問いかける。

ーーーいやぁ、作るの大変なんですよ~

とか何とかいい加減に答える僕だけど、

なんでこの値段なんだろう、、、、

という「値段」についての問いが僕の頭のなかでクルクルと回り続けるのだった。

確かにその日、僕は以前のマーケットに出たときよりも、少しだけ値段を高くした。理由は以前に出したときにちょっと売れすぎた。ということがある。

作れるスピードと売れるスピードのバランスを取りたいなぁ何てことを思って、ほどほどに売れてほどほどに在庫を手元に置いておける、みたいな感じを目指したのだ。

だから今回はちょっと値段をあげてみた。

前回の値段の付け方だと、バイトの方が全然割りがいい。

こういう言い方もどうかと思うけど、実際問題として、作ったものを売って生活していこうと思っているから、避けては通れない問題だ。

・・・

1999年から2000年に変わる年末年始、リッツ・カールトン大阪は2泊3日で1200万円のミレニアムな宿泊プランを用意したらしい。

そのプランは売れなかったらしいけど、代わりに10万とか30万とかの「安い」プランが売れたらしい。

この話を知って僕は「すごいなぁ、」と思った。何て月並みな感想であることか笑

これはうなぎ屋のメニューの話に似てるのかもしれない。

並と上の二種類だと、上はちょっと贅沢かな・・・なんてことを思ってみんな「並」を頼むけど、そこに「特上」が選択肢として加わると「上」を選ぶ人が増える。3段階の「真ん中」だから、、、という言い訳ができて罪悪感が軽減されるからだという。

・・・

このリッツ・カールトンの話は似ているけど何かが違うという気がする。つまり、これは単なる売り方の問題、テクニカルな問題ではないような気がするのだ。

さっきも書いたけど、このプランは売れなかったらしい。

だけど、このプランを売りに出せるということは、もし仮に買い手がいたとしてもリッツ・カールトン大阪にはその1200万という値段に見あうだけのサービスを提供できるという「自信」があったということだろう。

僕がすごいなぁ、と思ったのはその辺のことだ。

そして、更にそう思うのは価格を2000万としなかった所だ。

1999年から2000年に変わる年末年始なのだから、普通に考えれば1200万じゃなくって2000万にする所だろうと思う。

けどそうしなかったのは何故か。

やっぱりそれも「自信」に関係してくる話なのかと思ったりする(よくわかんないけど)。

その辺のラインの引きかたというか自己評価の仕方みたいな所について、僕には学ぶところがある気がする。

僕のスプーンはいま、だいたい一本1000円を目安に売っているのだけど、正直、かかる手間を考えるともうちょっと高く売りたい。

絵だって材料費+αくらいの値段でしか売ってない。

どうして本当にうりたい値段で売らないのかというと、それは端的に「自信」がないからだ。

リッツ・カールトンと並べて語るのはおそれ多いけど、リッツがプランの値段を2000万にしなかったのも同じような話だろうと思う(よくわかんないけど)。

だって木のスプーンやで?

1000円でも高いんじゃない?

なんていう風に自分自身がそれの価値を疑っている状態だ。

この状態でみんなが買ってくれるわけないし、自分が思う以上に高い値段を付けることは、ある意味では「詐欺」みたいなものだと思ったりもする。

まずは自分がその物に対する自信を持たないとなぁ、何て言う風に思うのだけど、どうやったらその自信を持てるのか。

それに対する僕なりの答えが「アートに寄る」だったりする。

つづく

2019/10/27

Junota

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